「運動は、脳の活動をぐぅ〜んと高める!」
- 公開日
- 2014/08/10
- 更新日
- 2014/08/10
ちょっとタメになるいい話
運動は、「脳の活動をぐぅ〜んと高める」 と 判明したようです。
暑さで集中力が散漫になり、ダラダラと過ごしていませんか。
そんな時は、ちょっとだけでも 運動をするとよいそうです。
コナミスポーツ&ライフの 『なぜ人は続かないのか?研究所』 によると、
「運動と脳は一見、無関係のようですが、運動は体の機能を高めるだけでなく、脳にもよい影響を与えています」 とのこと。
同研究所の客員研究員であり 脳科学者で有名な 諏訪東京理科大学の
篠原菊紀教授の 運動が脳にもたらす好影響の関係についてのお話です。
1 運動は、筋肉だけでなく 「脳も鍛えられる!」
記憶に関係する脳の部位の海馬は、65歳くらいになると、1年で1%程度委縮するといわれていますが、有酸素運動や筋力トレーニングをすることにより、海馬の神経細胞が、逆に増加することがわかってきました。
篠原教授は、「高齢者に速歩を週3回、1回40分、1年間実施したところ、海馬で新しい神経細胞が生まれやすくなり、海馬が1〜2%大きくなったというデータが出ています。スポーツクラブでトレッドミルやバイクをこいでいる人は、筋肉だけでなく脳も大きくしているのです」 とのこと。
適度な運動の大切さがわかりますね。
2 デュアルタスクが、「脳の活動を高める」
また最近では運動しながら脳を使うことで、脳の活動を高めることが明らかになっています。
篠原教授は、「運動しながら簡単な引き算をしたり、しりとりをすることで、脳の萎縮を抑制し、脳機能の維持に役立つというデータが出てきています」 と話します。
ものを考える時や、コミュニケーションをとったり、仕事の段取りをする時に使われる前頭葉の活動が高まるので、運動しながら英会話を聞いたり、学習テープを聞くとその効果が高まるそうです。「二つのことを同時に行う”デュアルタスク”」は、脳機能の維持に大事ということですね。
NHKの番組で、認知症(予防 )の治療の実験に 使われていたのを
見たことがあります。