【鳥から学んだ子供の育て方】
- 公開日
- 2013/07/22
- 更新日
- 2013/07/22
ちょっとタメになるいい話
家族で、サンフランシスコの郊外に、住んでいた時のことです。
毎朝、家の裏庭に、くちばしだけが黄色い、
黒い鳥がやって来て、芝生や菜園を、ぴょんぴょん跳びながら、
えさを探します。
そして、突然立ち止まり、地面を、じっと見つめながら、
耳を澄ませて、何かに聴き入っているような、
仕草をするのです。
いきなり、トントントンと、何度か、くちばしで、
土をつついたと思うやいなや、 土の中から、
ミミズを引っぱり出しました。
目では、見えるはずがないのに、そこにミミズがいることが、
どうやって分かるのでしょうか。
恐らく、何度も失敗を繰り返して、経験を積んだのでしょう。
最初から、ミミズ獲りが上手だったなんてことは、 なかったと思います。
ある朝、同じ種類の鳥が、親子連れで、来ているのを見つけました。
窓ガラス越しに、静かに見ていますと、親鳥がミミズを、
土の中から引っ張り出し、小鳥はそれをほしがり、
一生懸命親鳥にせっついています。