震災を振り返る会〜あしたのふくしまを切り拓いていきましょう〜
- 公開日
- 2015/03/11
- 更新日
- 2015/03/11
粟野小日記
あの大震災から4年目の今日、「震災を振り返る会」を行いました。
校長から、伊達市の人口以上の福島県民が、仮設住宅で暮らしたり、県外に避難したりしている状況について説明がありました。そして、我が家で暮らせることはとても幸せなことであることを心にとどめ、亡くなられた方の分も一人一人ができることや夢に向かって頑張ることが大切だという話がありました。
また、福島に何度も足を運んで取材をして、絵本を描いた松本春野さんの絵本が紹介され、自分で調べ、何が正しいか判断し、行動を起こすことの大切さについても話がありました。
そして、地震が起きた2時46分に合わせて、全員で黙とうをしました。一人一人が亡くなられた方の冥福を祈るととともに、自分が頑張ることを心の中でつぶやきました。
最後は、内堀知事の3月11日知事メッセージ「ふくしまの未来へ 2015」を先生方全員で朗読しました。
「ふくしまの未来を創るため、今こそ私たち県民が強さを見せるときです。
どんな困難なことも力を合わせて挑戦し、あしたのふくしまを切り拓いていきましょう。」と先生方全員が声を合わせて読み上げると、その姿を真剣なまなざしで、食い入るように見つめる澄んだ瞳がありました。
3月11日以降のことを思い起こすことは、私たち大人にとって苦しいことでもあります。しかし、未来を担う子どもたちには、経験した私たちの言葉で、正しい事実と支え合って困難を乗り越えてきたこの粟野や被災地の方々の心のつながり、様々な形で助けてくださった方々の思いを、心を込めて話してあげたいものです。