見学学習にて
- 公開日
- 2017/11/27
- 更新日
- 2017/11/27
お知らせ
少し前になりますが、「環境創造センター」での見学学習の時、いいシーンがあったので紹介します。
それは、”放射線を実際に見てみよう”というショーケースのところででした。αβγの線がケースの中で、もやもやとそれは不思議にうごめいていました。子どもたちはケースに顔をつけんばかりに興味津々で見入っていたのですが、ふと見ると1年生の女の子が、最前列の後ろに所在なさげに立っていました。私がその1年生を見つけるのと同時に、6年の男子も1年生が見られていないことに気づきました。彼は最前列で見ていた2年生の男子の肩をポンポンとたたき、2年生が振り返ると、親指をたてて後ろを指し示しました。2年生の男子は1年生に気づき、うなずくと自分の場所を1年生に譲ってあげました。
上級生が下級生を思いやる行動は学校内でもたびたび見受けられますが、校外でも自然にこういう行動をとれることが素晴らしいなと思い感心しました。先輩から6年生へ、6年生から下級生へ、こういう気配りが綿々と受け継がれていくのだろうと思います。
ちなみにこの6年生と2年生は兄弟です。それもまたいいなと思ってみていました。