face to face 第2回地区懇談会・総会 終了する。
- 公開日
- 2014/01/30
- 更新日
- 2014/01/30
校長室だより
1月20日(月)山舟生地区での開催を皮切りにスタートした今年度第2回地区懇談会・総会が昨日29日(水)をもって終了しました。
夕方のお忙しい中、多くの保護者の皆様にお集まりいただき、ありがとうございました。また、貴重なご意見、ご要望をいただき感謝申し上げます。
「地域の子どもは地域で育てる」という言葉もあります。今後も、地域の教育力を信じ、保護者の皆様と一体となって、生徒の健全育成に努めてまいりたいと思います。
これからも「face to face」を大切にしていきたいものです。
以下、「あいさつ」でお話しさせていただいた内容です。
みなさん、こんばんは、本日はお忙しい中、かつ寒さが厳しい中、お集まりいただきありがとうございます。また、毎朝の「あいさつ運動」を始め、日頃の本校教育活動にご理解とご協力をいただいておりますことに改めて感謝申し上げます。
3学期がスタートしましたが、3学期は、1年間のまとめの学期と同時に、卒業や進学、進級などの大事な準備の学期でもあります。『感謝と希望の3学期にしよう!』と職員はもとより、生徒たちにも話をしているところです。
そして、3年生にとっては受験シーズンを迎え、ご家庭でもピリピリした雰囲気の中で過ごされている方も多いのではないかと推察しています。
さて、この1年間を振り返ってみますと、教育界では「いじめ問題」「体罰問題」で揺れた1年間ではなかったかと思います。
本校としても、日常的な観察・指導はもちろんのこと、学期1回の定期的な「いじめ調査」を行いながら、早期発見、対応を念頭に、いじめ・トラブルの発生件数を最小限に押さえるともに、発生してしまったものについては、芽の小さなうちに摘み、解決する取り組みを行ってきました。また、「体罰問題」についても、定期的な調査を行い、不適切な言動についても適切に対応がとれるよう取り組んでいるところです。私たち教職員の指導姿勢も含め、これからも襟を正していきたいと考えております。
このような状況の中、気になる事例や「人のいやがることを言ったり、やったりする生徒」など、残念ながらなくならないのが現状です。今後とも、ご家庭、PTAとも連携を取りながら、思いやりに満ちた心豊かな生徒の育成に努めてまいりたいと思います。
ここで保護者の皆様にお願いしたいことがあります。「ライン」という言葉に象徴されるように、携帯電話、スマホやインターネットによるトラブルが周辺校でも激増しております。本校も例外ではありません。便利な情報機器で、生徒たちは、互いに傷つけあっています。三者懇談の際に、リーフレットを配付させてさせていただきましたが、子どもさんが、どのような使い方をしているのか、人を傷つけるようなことはしていなか、法に触れるようなことしていないか、親の責任で管理、監督をお願いいたします。
本校は、現状において、全体的にあいさつのよい、落ち着きのある部活動の盛んな中学校です。2学期の新人戦やコンクール等でも運動部、文化部ともにすばらしい活動、そして実績を残しており、次年度の活躍を楽しみにしています。私自身も、可能な限り会場に足を運び、生徒の活躍の様子を見て、励ましていきたいと考えています。
また、今後とも「文武両道」をモットーに部活動での活躍はもとより、学習面での充実、学力の向上に向けて取り組んでいきたいと考えております。日々の授業の充実、家庭学習の確立、パソコン・インターネットによる学習支援ソフトの活用など具体的な取り組みを推進してまいります。
ここで保護者の皆様にお願いしたい2つ目は、家庭における望ましい生活習慣と学習時間の確保を子どもさんと一緒に考え、身につけていただきたいということです。「早寝、早起き、朝ご飯」というスローガンがあります。その言葉そのものの重要性と同時に、規則正しい生活習慣の重要性を訴えたものです。しかし、現実はどうでしょう。テレビ、ゲーム、携帯電話等にダラダラと貴重な時間を費やしたり、深夜遅くの生活のリズムになっていないでしょうか。残念ながら、そのような状況も耳にすることが多くあります。「光陰矢のごとし」と言います。この中学校3年間は、まさに「矢のごとし」です。
私は、日頃、生徒たちに、目標を持つこと、その達成にためにチャレンジ精神を忘れないこと、そして、どんな小さなことでも継続することが力になることを話しています。その基盤となるのが、生活習慣、別の言い方をすれば、時間の使い方です。
入学した時の生徒の力の差は、わずかなものです。しかし、3年後の生徒の力の差は大きく差がついてしまいます。まさに、「目標、チャレンジ、継続」の差、「生活習慣」の差、「時間の使い方」の差だと思います。
最後になりますが、この地区懇談会におきましても、今日の教育課題を踏まえながら、PTAとして、家庭、地域の教育力を生かしつつ、今、何ができるかを具体的に話し合っていただければ幸いです。また、学校へのご要望、ご意見がございましたら、本日参加させていただいております各地区担当教師にお話しください。今後の学校運営や指導体制の参考にさせていただきます。回答が必要な内容につきましては、後日ご返答申し上げます。 それでは、地区懇談会よろしくお願いします。
伊達市立梁川中学校長 鈴木昭夫