校長式辞（要旨）
　心新たに、２学期８５日間の決意をしっかりもってほしいと思います。夏休み中は１・２年生は新人戦やコンクールに向けて熱心に活動している姿が見られました。３年生は高校体験入学、三者相談と進路実現に向けた取組とあわせて将来の生き方についても考えたことと思います。
　世の中では、パリオリンピックでの選手の活躍が大きな話題となりました。私は金メダリストがインタビューで「本当に怖くて」「心配性で」「ネガティブ思考で」「プレッシャーに弱くて」と言っていたことがとても印象に残りました。世界のトップアスリートでさえ、そのような気持ちと向き合いながら戦っていたからです。また、体操で３つの金メダルを獲得した岡慎之助選手が「すごい緊張しました。でもその緊張を力に変えることができました。」と言っていたことが心に残りました。平常心でやれましたなどと話をした選手は私は耳にしませんでした。緊張はより力を発揮するために必要なものだとあらためて感じました。
　一方、平和の祭典としての存在意義を問われた大会でもありました。世界の分断や対立が影を落とし、国連総会が決議した「オリンピック休戦」は実現しませんでした。
さて２学期はまずは、明日から３年生一人一人との校長面接が始まります。そして、英語弁論大会、駅伝大会、小中音楽祭、新人大会、麗峰祭、校内体育祭など、次々と行事が続きます。その中で、学級・学年の仲間との関わり、後輩との関わり、先輩との関わりなど人との関わりを大切にしてほしいと思います。学校はみんなが笑顔で安心して過ごせる場所でなくてはなりません。皆さん一人一人が思いやりのある言葉かけや行動を心がけてください。