私の枕草子 その2
- 公開日
- 2019/05/20
- 更新日
- 2019/05/20
2年
先日の記事とは違うクラスの作品です。こちらも力作揃いです。
いくつかご紹介したいと思います。
◎四季の楽しみ
春は花見。ようよう咲いてくる桜、満開宣言され桃色がかった木々の下で団子を食べる。
夏は海水浴。地上はさらなり、海もなお、魚と一緒に泳ぐ。また、ビーチボールで遊ぶもをかし。砂浜にうめられるもをかし。
秋は紅葉。赤や緑、黄色など様々な色がたくさんしげっているころに、家族で見に行くと、他にもたくさんの家族連れが見とれていてあわれなり。
冬は雪合戦。雪の降りたるは言うべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、防寒具を着て雪を投げ合うもいとつきづきし。昼になりて家に入っていけば、びしょびしょの防寒具を投げ捨て、親にしかられわろし。
◎ドキドキの季節のイベント
春は出会い。やうやう彼が気になってきた私は、少し話して、はずかしがりたる私は彼と目が合わせられず。
夏は祭り。二人もなほ、人が多くすれ違いたる祭り。また、じょじょに一歩二歩ずつ二人の距離が近づいていくもをかし。
秋は文化祭。夕日のさして、二人の気持ちいと近うなりたるに、文化祭の劇の準備に行くとてて、三四人、五六人など劇場に入ってくるのもあはれなり。まいて白雪姫の劇で王子の役の彼とできるのはいとをかし。
冬は告白。雪の降りたるはいふべきにもあらず。心臓の音大きくもチョコなど急ぎ作って会いに行くもいとつきづきし。夕方になりてデートも終わりに近づけば、タイミング分からず思い切って告白した自分がわろし。
どちらの作品も、清少納言の言葉遣いなどもまねながら、楽しんで表現しているのが素晴らしいですね。最後にオチがあるのも、清少納言にならっています。
この他にも楽しい作品、美しい光景が目に浮かぶような作品など、良い作品がたくさんありました。
こんな風に表現を楽しむ姿勢をこれからも大切にしていって欲しいです。