第56回卒業証書授与式 卒業生答辞
- 公開日
- 2024/03/13
- 更新日
- 2024/03/13
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令和3年4月¥6日、私は入学式で「誓いの言葉」を述べました。中学校での新たな生活への期待と不安を抱えながら言葉を述べたことを、今でも鮮明に覚えています。
あれから3年も経っていると思うと、3年間の中学校生活は本当にあっという間だったと実感しています。
目標に向かって、仲間とともに本気で打ち込んだ部活動。一緒に活動するうえで大切な挨拶や返事の仕方を先輩方から学びながら、本気で活動しました。練習が辛いと感じたこともありましたが、その度に仲間が励ましてくれたおかげでやりきることができました。
「学ぼう関西の魅力 作ろう最高の思い出」をテーマに、みんなで協力しながら活動した2泊3日の修学旅行。歴史の教科書で見たものが実際に目の前にあることに感動し、その迫力に驚きました。グループのメンバーとの仲を深めることもできた、思い出に残る3日間でした。
そして、最も思い出に残っている麗峰祭。麗峰祭で発表される有志発表や生徒会行事、応援団、霊山太鼓などの様々な活動は、私達にとって、とても大切なものでした。その中でも一番印象に残っているのは合唱コンクールです。パート分けや表現力、曲の難易度など悩む点はたくさんありました。しかし、話し合いや朝練、昼練を積み重ね、それらの課題を乗り越えて3年生でつかんだ金賞は、言葉では言い表せないくらいうれしく、感動しました。困難にぶつかったからこそ、クラスメイトとより団結していい合唱ができたのだと今では思います。
これらの思い出は3年間のうちのほんの一部です。こうして振り返ってもまだまだたくさんの思い出が溢れてきます。
私達のクラスは、一人一人が本当に個性豊かで、少しうるさいくらいに賑やかです。その賑やかさにとまどったこともありましたが、そのおかげで麗峰祭や体育祭、修学旅行などの行事がとても楽しくなりました。また、一緒に過ごすうちにクラスメイトの新たな一面を知る瞬間もあり「もっと早く話をしていれば」と後悔したこともありました。中学校生活を振り返ってみると、このベストなクラスで過ごすことができて本当に良かったと思います。
楽しかったことや嬉しかったことばかりではなく、つらかったことも悩んだこともあった中学校生活。苦しいときに話を聞いてくださった先生方には本当に感謝しています。なかなか言葉にならずにいたときにも、寄り添ってくださったおかげで、私達は今日まで過ごすことができました。本当にありがとうございました。
そして、今日まで見守り続けてくれたお父さんお母さん。わがままを言ったり、反抗したりと、たくさんの迷惑をかけてきたと思っています。いつか必ず親孝行ができる大人になりますので、そのときまでもう少し支えてください。
在校生のみなさん。中学校は本当にあっという間です。ですから、後悔のないような学校生活を送ってください。そして、私達の母校である霊山中学校を、よりよい方向に導くことのできる先輩になってくれることを期待しています。
これから私達が歩もうとしている道には、今まで経験したことのない苦労や困難が待っていると思います。しかし、どんな壁が立ちはだかろうと、私達はくじけることなく、霊山中学校で得た学びや思い出を胸に前進していくことを誓います。
最後になりましたが、ここにいらっしゃるみなさまと霊山中学校のますますの発展をお祈りして、答辞といたします。