斎藤監督の講演
- 公開日
- 2015/01/21
- 更新日
- 2015/01/21
その他
今日の午後,伊達警察署管内学校警察連絡協議会に出席しました。
教育長さんや警察署長さんのお話の後,聖光学院野球部の斎藤智也監督
から「児童生徒の健全育成について〜スポーツ指導を通しての人づくり〜」
という演題で講演がありました。
斎藤先生は,あの2年前の95連勝記録ストップから始まって,昨年夏の
福島県大会決勝で,同じ日大東北を相手に9回裏2−6,しかもツーアウト
から奇跡の大逆転を演じ,甲子園でもベスト8の快進撃を見せた野球部
大活躍のドラマの裏にあった部の挫折と葛藤,そして野球部員達の心の
成長を,本音で話してくださり,お聴きしていて何度も涙が出ました。
「自分を優先し,バラバラだった子ども達が,50日の練習禁止期間中に
町内のゴミ拾いやトイレ掃除に励んだ後,大豪雪の時『人を助けたい』
『人に喜んでいただきたい』という一心で,民家一軒一軒を周り,見返りを
期待せず除雪に励んだ時,何かが変わった」というお話が印象的でした。
心の成長がなければ成功はない。部員がどこでもぶれずに心から挨拶
できるようになり,私生活がしっかりした時,初めて甲子園に出場できた。
日々やるべきことをやるのが修行であり,過去を後悔せず未来を憂えず
今やるべきことに没頭することが大切だ。そして,運を天に預けて大胆に
ことを為す。苦しい修羅場に身を委ねる。など,聖光学院の強さの秘密と
人として大切なことをたくさん教えていただきました。
「学警連に出席して,こんなによかったと思ったことはない」と思ったのは
私だけではなかったと思います。心に滲みるお話を有り難うございました。