ぼくには、年が８才はなれたお姉ちゃんがいます。お姉ちゃんは、勉強ができて、勉強が苦手なぼくは、いつもお姉ちゃんに教えてもらっていました。できなくて文句を言われてケンカをしたりもしました。でも、やっぱり最後はお姉ちゃんにかないません。勉強の他にもバレーボールやぼくもお姉ちゃんも大好きなEXILEのことをいろいろ教えてもらいました。そんなお姉ちゃんが今年、東京の会社に就職したので、埼玉県に引っ越してしまいました。毎日いっしょにくらしていたけれど、いなくなって家の中が急にさびしくなりました。
　お父さんもお母さんもさびしいと思います。でも一人でくらしているお姉ちゃんはもっとさびしいと思います。たまには、お姉ちゃんの家に行くときは、遊ぶ楽しみもあるけれど、お姉ちゃんに会える楽しみもあります。住んでいる所は遠く離れていても、気持ちはつながっている大切な家族です。
＜「家族のきずな」エッセイ表彰で優秀賞を受賞したＲ.Ｋ君の作品＞