☆感動するいい話☆ 【忘れられないクリスマス】
- 公開日
- 2014/02/13
- 更新日
- 2014/02/13
感動するいい話
22歳で結婚した俺は、嫁さんに幸せになってもらおうと、必死に働いた。
子供も2人生まれて、俺はもっと頑張った。
その甲斐あって、28歳で独立し、自分の会社を持つことが出来た。
33歳になった頃、普通よりはいい暮らしが出来ていたと思う。
嫁さんも子供も喜んでくれた。
だから、俺はもっともっと一生懸命働いて、会社を大きくすることを考えた。
しかし、
そのツケは、俺の身体に降りかかった・・・
35歳の時に癌が見つかり、闘病生活が始まった。
と同時に、会社の経営も傾いていった。
37歳のとき、
もう俺は死のうと思った・・・
こんな身体で、
こんな貧乏で、
でも何も出来ない自分が悔しくて、
身のまわりを少し整理して、
年が明けたら死のうって・・・
そんなことを考えていた年の瀬に、
嫁さんと子供がクリスマスパーティーを開いてくれた。
貧乏だから、ケーキの変わりにドラ焼きで、その上にローソク立てて、
小さいチキンもあって、
シャンパンの変わりにコーラで、
メリークリスマスって言っていた。
子供たちが楽しそうにはしゃいでいる姿を見たら、
なんだか泣けてきた。