転倒のロシア選手にスキー板を差し出したカナダコーチに称賛の嵐
- 公開日
- 2014/06/18
- 更新日
- 2014/06/18
感動するいい話
ハプニング続きのソチ五輪で「感動のシーン」があった。11日に実施されたクロスカントリー男子スプリント準決勝。ロシアのアントン・ガファロフ(27)がスキー板を折るアクシデントにもめげず、ひたすらゴールを目指す姿にネットで上で大反響を呼んだ。転倒したガファロフは交換した板で完走したが、実はスキー板を提供したのは、カナダのコーチだった。「これこそスポーツマンシップ」と2度の感動を巻き起こしている。
■白銀の世界で起きた
決勝を懸けて世界のトップ選手が白熱したレースを展開していた。6人ずつが2組に分かれてタイムを競う準決勝でアクシデントが起きた。デッドヒートが演じられる中、ガファロフが他国の選手と接触したのか突然、転倒した。
競技を再開しようと努めたが、左のスキー板が折れてうまく滑れない。トップ集団から取り残される中、レースをどうにか再開させたが、折れたスキー板では五輪選手でもうまく滑れない。ゴール数百メートル手前で激しくもんどり打った。衝撃が激しかったのか、今度はなかなか起き上がらない。