「サイン帳の落とし物はないですか??」
- 公開日
- 2013/04/21
- 更新日
- 2014/08/15
感動するいい話
DLのインフォメーションセンターに
ひとりのお父さんが元気なく入ってきました。
落としたサイン帳の中身を聴くと、
息子さんがミッキーやミニーに一生懸命に集めた
サインがあともう少しでサイン帳一杯になるところだったそうです。
でも、残念ながらインフォメーションセンターには、
サイン帳は届けられていませんでした。・・・・・
キャストはサイン帳の特徴を詳しく聴いて、
あちこちのキャストに連絡を取ってみました。
しかし、見かけたキャストは誰一人としていませんでした。
「お客様、申し訳ございません。
まだ見つからないようです。
お客様はいつまで滞在されていますか??」
と伺ったところ、お父さんが言うには、
2日後のお昼には帰らなければならないとのこと。・・・・・・
「手分けして探しますので、2日後、お帰りになる前に
もう一度インフォメーションセンターに立ち寄っていただけますか??」
と笑顔で声をかけたそうです。
そして、お父さんが帰られた後も、
細かな部署に電話をかけて聴いてみたり、
自分の足で探しにも行ったそうです。
ところが、どうしても見つけ出すことができず、
約束の2日後を迎えてしまいました。
「見つけることができませんでした。申し訳ございません」
「代わりにこちらのサイン帳をお持ちください」
それは、その落としたサイン帳と全く同じサイン帳を
自分で買って、いろんな部署を回って、全てのキャラクターの
サインを書いてもらったものを手渡したんです。
お父さんがビックリして、喜ばれたのは言うまでもありません。
後日、ディズニーランドにこのお父さんから、一通のお手紙が届きました。
先日は「サイン帳」の件、ありがとうございました。
実は連れていた息子は脳腫瘍で、
「いつ死んでしまうか分からない」…そんな状態のときでした。