貸し借り
- 公開日
- 2014/08/12
- 更新日
- 2014/08/12
感動するいい話
小5のとき、通学路の交差点を渡っていたとき、右折車が横断中の俺めがけて突っ込んできた。
催眠術にかかったように体が動かず突っ込んでくる車を呆然と見ていたら
(あらぬ方向を見ているドライバーの顔まではっきり見えた)、
後ろから突き飛ばされ、俺は難を逃れた。
が俺を突き飛ばしてくれた大学生は車に跳ね飛ばされた。
泣きながら近所の家に駆け込んで救急車と警察を呼んでもらい、
自分は警察の事故処理係に出来る限り状況説明をした。
後日、家に警察から電話があり大学生の入院先を教えられ、母親と見舞いに
行って御礼を言った。
中学1年のとき父親の仕事の都合で同県内の市外(というか、山の中)へと
引っ越した俺は、そこで先生となっていた例の大学生と再会した。