学校日記

第2学期始業式 校長式辞 ”チーム力で頑張ろう!”

公開日
2016/08/26
更新日
2016/08/26

校長室

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 皆さんが楽しみにしていた35日間の夏休みも終わり,今日から2学期がスタートしました。特に,8月に入り,全国各地での記録的な猛暑,局地的な大雨など,天候の変化が激しい夏休みでもあったように思います。
この期間,大きな事故・けがもなく,日焼けし,たくましくなった皆さんといっしょに,2学期のスタートが切れること,本当にうれしく思います。
 この夏休みは,皆さんにとってどんな休みだったでしょうか。
 部活動に関しては,日々の活動はもとより,県大会や東北大会,あるいは各種コンクールに出場し,すばらしい成績とたくさんの思い出を残すことができました。特設駅伝部の皆さんも、毎朝がんばっていました。
 また,伊達市の広島派遣団員として広島平和記念式典に参加したり,防災リーダー育成プログラムの一環として東日本大震災の被災,復興,課題について考えるプロジェクトに参加したり,多くの活動,行事に参加し充実した夏休みを送った人も多かったと思います。
 さて,2学期は1年間の中で1番長い学期です。特に,これから迎える秋は「実りの秋」と言われます。春に,田んぼに植えた稲が実り,米が収穫できる季節であることから言われているものだと思います。
 秋は,他にも「○○の秋」とよく言われます。たとえば,「スポーツの秋」「読書の秋」「食欲の秋」「勉強の秋」・・・他にもありますか? これから迎える季節は,1年間の中で,勉強も含め様々な活動をするのにとてもいい季節になります。皆さん自身の持っている能力を出し切り,目標を達成するためにも,この2学期,自分の可能性を信じ,努力を惜しまず,続けること,継続の徹底に挑戦してほしいと思います。”継続は力なり”です。
 スポーツと言えば,甲子園での全国高校野球選手権大会においてベスト8入りを果たした地元聖光学院の活躍すばらしかったですね。目標に向かって一生懸命、最後まで諦めずにプレーする高校球児が、私たちの身近にいることを誇りに思い、そして、その姿を私たちも学んでいきたいと思います。

 さらには、史上最多のメダルを獲得した、リオデジャネイロオリンピックもたくさんの感動を私たちに与えてくれました。皆さんはどの競技が記憶に残っていますか。もし1つ挙げるしたら、私は、陸上男子400mリレーを挙げます。日本人は陸上短距離界ではメダルを取れないと言われ続け、現実にそのような状況が続いていました。
 しかし、今回、4人の選手一人一人は、残念ながら100mで、9秒台の記録はなく、決勝にも残っていません。選手一人一人の力は、ジャマイカ、アメリカ等の選手が圧倒的に上回っているのです。しかし、バトンの渡し方を研究し、猛練習することにより、一人一人では成しえないことを、チームの力で見事達成し、銀メダルに輝きました。そして、日本人の可能性に大きな自信を与えてくれたと思います。
 このことは、私たちの生活において、スポーツ面においてはもちろんのこと、学習面においても大きな示唆を与えてくれると思います。一人一人バラバラではなく、みんなで、チームで取り組むことにより、1+1=2ではなく、3にも4にも成る可能性があることをあの大舞台で示してくれたと思います。

 2学期は,「桃花祭」を中心に多くの行事があります,もちろん3年生にとては受験に向けての勝負の2学期です。一人一人の生徒が,それぞれしっかりとした目標を持ち,全校生で力を合わせて,楽しい学校,そして充実した学校生活になるようにがんばりましょう。以上で式辞といたします。