学校日記

今月の一字「省」  第1学期終業式 式辞

公開日
2016/07/20
更新日
2016/07/20

校長室

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 「省」は、「かえり(省)・みる」と読みます。まさに、「反省」の「省」です。
 7月、そしては8月は、1学期の生活、学習、部活動など、自分自身を振り返り、2学期に備える「月」です。
 何ができて、何ができなかったか、なるべく具体的に反省し、2学期に向けて充実した夏休みになることを期待します。【校長メッセージ】





第1学期終業式 式辞

 本日,1学期が終了し,いよいよ,明日から35日間という長い夏休みが始まります。それぞれの学年にとって大切な夏休みになります。

 1学期を振り返り,まず、2つのことを話します。
 1つは,朝の元気で明るい「おはようございます」というあいさつはもちろん、「こんにちは」のあいさつが校舎内に響くことがとても多くなりました。本校に来られたお客様や地域の方々より、「中学生のあいさつ、いいですね」というお話を聞くことが昨年よりも多くなりました。これからも”いつでも,どこでも,誰にでも”を合い言葉に、さらにすばらしい「あいさつ運動」に取り組んでいきたいと思います。
 もう1つは,多くの部活動で,上位入賞という成績だけでなく,多くの人に感動を与えられるような素晴らしい試合や演奏ができたということです。試合やコンクールには勝ち負けが付きものです。しかし、部活動はその勝ち負けよりももっと大切なことが学べる活動だと思います。
 この夏休み中も,中体連やコンクールの県大会などに参加する皆さんもたくさんいます。「最後まで諦めない,そして悔いを残さない部活動」を目標にがんばってください。そして、1・2年生もこのような部活動を引き継いでほしいと思います。
 さらに、特設駅伝部、文化部の皆さんも,大会やコンクール,桃花祭に向けて,この夏休み中も、積極的に活動に取り組んでほしいと思います。

 さて,それぞれの学年に一言ずつ話をしたいと思います。
 まず,1年生。中学校生活は慣れましたか。友達はたくさんできたでしょうか。
 この1学期,何事に対しても”自分から”という気持ちを持って取り組めたでしょうか。夏休みも同じです。「自分で決めた計画を自分で実行すること」はとても大切なことです。部活動にも積極的に参加し、2学期に備えてほしいと思います。
 2年生。いよいよ伊達中学校の中心となって活躍しなければならない時期となってきました。”中だるみ”にはなっていませんか。目標を見失っている人はいませんか。「油断は大敵」です。いい意味での緊張感を持ち,中堅学年として,部活では新人戦,学校生活では生徒会,そして学習に取り組んでほしいと思います。「文武両道」を目指し、挑戦してほしいと思います。
 マラソンに例えれば,2年生は、間もなく中学校生活の折り返し地点を迎えます。中学校生活の後半をどのように過ごすか,2年生でのがんばりが,充実の3学年につながります。
 3年生。いわゆる受験勉強に全力で取り組む時期となりました。遅かれ,早かれ,避けては通れない道です。早く,覚悟を決め,取り組んだ人が自分の目標を達成できるのです。覚悟を決めてください,受験勉強はしなければならないのです。
 42.195kmのマラソンに例えれば,皆さんは間もなく35km地点を迎えます。マラソンでは一番苦しい,勝負どころと言われています。それぞれのゴール,目標を目指して、迷わず,がんばってほしいと思います。
 勉強を始めて,それが実力として身につくまでは,時間がかかります。3ヶ月ぐらいかかるとも言われています。今日から始めて,3ヶ月後は10月下旬か11月です。さあ,今日から始めてください。そして,高校入試も含めた進路の問題,将来の夢を自分の問題として真剣に受け止め,それぞれの目標や夢に向かってがんばってほしいと思います。
 
 最後に,今年の夏は、オリンピックの夏になります。4年に一度、このオリンピックに賭ける世界中のアスリートの活躍と感動を味わうことも大切な勉強なると思います。皆さんと同様、楽しみしたいと思います。
 
 長い夏休み,先生方からの諸注意を守り,様々な誘惑に負けず,事故のない,有意義な夏休みにしてほしいと思います。
「自分の命は自分で守る」「ならぬことはならぬ」です。
以上で式辞といたします。