学校日記

第3学期始業式式辞 『亥年、そして冒険家三浦さんの挑戦』

公開日
2019/01/08
更新日
2019/01/08

校長室


 明けましておめでとうございます。
 クリスマスや正月など楽しい行事がたくさんあった冬休みも終わりました。いよいよ3学期です。3学期は、一年の中で一番短い学期です。しかし、それぞれの学年のまとめの学期であり、同時に進級や進学に向けて準備をする大切な学期です。お世話になったすべてのもの、すべての人に感謝する気持ちをもって生活してほしいと思います。「感謝、そして希望の3学期」でありたいと思います。
 また、今年は亥(い)年、イノシシ年です。亥年のキーワードとして、「猪突猛進」「無病息災」がでてきます。皆さん一人一人にとって、健康に留意し、目標に向かっ突き進む、飛躍の年となるように願っています。
 さて、「一年の計は元旦にあり」という話を2学期の終業式にしました。「計」は「計画」の「計」です。この1年間をどのようにして過ごすか、何を目標にして過ごすか、学習面や生活面でしっかり目標を立て、寒さに負けないようにがんばってほしいと思います。

 さて、今年の1月3日、ある新聞記事を目にしました。見出しは、『86歳の冒険家三浦さん、南米最高峰へ出発』でした。
 三浦さんとは、世界の最高峰のエベレストに70歳、75歳、そして史上最高齢の80歳で登頂した冒険家の三浦雄一郎さん、86歳です。
 『三浦さんが2日、アルゼンチンとチリ国境にある南米大陸最高峰のアコンカグア(6.959m)への登頂のため、羽田空港を出発した』
 『三浦さんは緊張や不安はなく、のんびりやる。80歳を超えても挑戦できるということで頑張っていきたい』と抱負を語ったと、その記事は紹介していました。
 2016年に『やめる勇気、やり遂げる心』という著書で、三浦さんは、次のようなことを述べています。
『私は自他ともに認めるあきらめの悪い人間だ。・・・それは生きがいとなる「夢」、そう目標があるからだ。・・・夢は人生を豊かに輝かせる。・・・何か困難にぶつかったとき、どう乗り越えていくかが大切だ。いったん、状況を見直し、場合によっては引き返すこともあるだろう。・・・いったん引き返してみることで、原因がわかり、対策も立てられるというものだ。・・・何よりも大事なことは、あきらめずに一歩ずつやり遂げるという心だ。一歩ずつ足を踏み出していけば、必ずいつかは夢の山頂に立つことができる。』

 新年を迎え、この1年、三浦さんのように、私たちも自分の夢、目標に向かってあきらめずに、一歩ずつ、時には、イノシシのように猛進する年でありたいと思います。
 結びに、3年生にとって、この3学期は中学校最後の学期になります。卒業に向けてやり残しや悔いが残らないようにしっかりとした生活をしてください。
 生徒の皆さん一人一人が伊達中学校で生活し、学んでいることを誇りに思い、感謝し、希望に満ちた3学期、そして一年になるようがんばっていきましょう。                    平成31年1月8日