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第2学期終業式 校長式辞
- 公開日
- 2017/12/22
- 更新日
- 2017/12/22
校長室
長かった2学期も今日で終わりです。季節も夏、秋、冬と変わり、1年間で一番長い学期でした。大きな事故・けがもなく皆さんとともに、今日の日を迎えることができ、大変うれしく思います。
皆さんの学校生活の様子をみて、学習に、部活動に、さらには各種大会・コンクールにおいて、素晴らしい成績・実績を残していることに感心しています。そして、皆さんの素直で、前向きな気持ちをこれからも大切にしてほしいと願っています。
ただし、今、一つ気になっていることがあります。それは、特に、学校帰りの様子について、地域の方から、時々、クレームがくることです。もう一度、交通安全という視点から、地域の方などに迷惑を賭けていないかという視点から、一人一人振り返ってほしいと思います。道路は、皆さんのものだけではありません。公共のルールについて、自分に厳しく問い、行動できる伊達中生であることを期待します。
さて、最近の出来事の中から皆さんにお話をしてみたいと思います。
それは、毎年、今頃、話題となるノーベル賞についてです。ここ数年、日本の科学分野を中心に受賞が続き、私たちを、日本を、元気づけてくれました。今年は日本人直接の受賞はなかったのですが、二人の日本人、日本出身者が話題になりました。
一人は、ノーベル平和賞に関わった、現在カナダ在住の”サーロー節子”さんです。受賞したのは、広島、長崎の被爆者らと連携し、核兵器禁止条約の採択に尽力した非政府組織、”ICAN”ですが、その活動に協力してきたサーローさんが、被爆者として初めて授賞式で演説しました。広島での被爆体験を振り返り「核兵器は必要悪でなく絶対悪だ」と強調し、各国政府に条約への署名を呼びかけた、という話題です。
もう一人は、ノーベル文学賞を受賞した、長崎出身のイギリス人作家”カズオ・イシグロ”氏です。イシグロ氏は、授賞式後のスピーチで、五歳の時、母親から日本語でノーベル賞が「ヘイワ(平和)」を促すための賞であることを教わったと紹介し、それは、長崎に原爆が落とされたわずか14年後のことであり、母親は、その長崎の原爆で被爆したと語ったという話です。共通のキーワードは、「ノーベル賞」「日本」「被爆」「平和」です。
平和な世界を築くために、私たちに何ができるのでしょうか?
私たちの伊達市は、平成24年6月28日、「非核三原則」を遵守し、すべての核兵器の廃絶と恒久平和の実現をめざし、『非核平和都市』であることを宣言しました。
その宣言を契機とし、夏休みに「中学生広島平和記念式典派遣事業」が実施されています。今年も、本校からも2名の代表が参加したのは、皆さんも知っていると思います。
その報告書には、次のような感想・思いが述べられていました。
・ 自分自身、「平和」に対する関心を深めたいと思い、この事業に参加し たわけですが、そのためにはまず「戦争」について知ることが大切だと 気づきました。
・ 二度と過ちを繰り返さないために、日本から世界に向けて訴えていく ことが必要だと思いました。
・ 私たちが今、こうやって何不自由なく暮らせているのは、平和を願う、 たくさんの方の意思があったからだと思います。
・ 私たちは日常に感謝し、そして、尊い命と平和を未来につないでいか ねばならないと、強く、感じました。
私は、このすばらしい文章と思いに、感動し、感心しています。
今年のノーベル賞にまつわって、私なりに感じたこと、考えたことをお話しました。皆さんもそれぞれの立場で、これからも機会を見つけ「平和とはなにか?」「どうしたら平和な世界が築けるか?」、そんな問いを持ちづづけ、行動できる人に成長してほしいと願っています。
結びに、この2学期は、「桃花祭」などの学校行事や各種大会・コンクールでの皆さんの活躍は、1学期に引き続き本当にすばらしいものであったと思います。
3学期は一年間のまとめの学期と同時に、進学、進級の準備をする大事な学期です。また、新年を迎えるにあたり、「一年の計は元旦にあり」と言います。目標をしっかり立て、「感謝」と「希望」に満ちた、3学期、そして、飛躍の年になるように願っています。では、第3学期始業式に元気に会いましょう。
平成29年12月22日 -
今月(12月)の一字 「歩」
- 公開日
- 2017/12/05
- 更新日
- 2017/12/05
校長室
「歩」は文字通り、”あるく”、”進み具合”という意味です。
平成29年というこの一年間、そして、この2学期の皆さんの【歩】はどうでしたか?
冒険家 三浦雄一郎氏は、「一歩一歩登り続ければ必ず頂上に立てる」と言っています。この一年間を振り返り、新年に展望と確信をもって頑張ることを期待します。【校長】
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伊達市青少年育成推進大会 少年の主張
- 公開日
- 2017/12/04
- 更新日
- 2017/12/04
校長室
12月2日(土)午前10時より、伊達市ふるさと会館において、「伊達市青少年育成推進大会」が開催されました。
主催者、来賓あいさつの後、多年にわたり青少年の育成に功績のあった個人、団体の表彰が行われました。
その後、市内6校の代表14名における「少年の主張発表」が行われました。個人、学校、地域、社会全体など、多岐にわたるテーマについて、堂々と意見が述べられました。
本校からも2名の代表が発表しました。
「共存できる世の中に」(2年)
職場体験を通し、障がい者とふれあい、その仕事ぶりから、もっと世の中が障がい者を理解し、共存できる社会であってほしい、自分も将来の生き方の参考にしていきたい。
「命を守るために」(3年)
熊本地震が忘れかけていた東日本大震災の記憶を呼び覚まさせてくれた。学校で行われている「防災リーダー育成プログラム」に参加し、今後、起こるであろう災害に対して、積極的に関わろうとする意識を高め、行動力を身に付けていきたい。
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