２月３日（水）（節分）、午後２時半より桃陵中学校において、伊達市の中学２年生６０４名が一堂に会し、伊達市立志式講演会が開催されました。
　講師は、バイマーヤンジン氏、「天に一番近い大地チベットからのお話　〜私はなぜ学ぶのか〜」という演題で約１時間、講演をいただきました。
　バイマーヤンジン氏は、チベット出身で、声楽家、講演講師、社会教育家です。日本人の夫、その家族とともに日本に在住し２０年になるそうです。
　チベットのこと、家族のこと、小中高・大学での苦学、夫との出会い、日本のすばらしさなど、感情豊かに、一言一言に心を込めてお話をいただきました。
　今の日本は、バイマーヤンジン氏からすれば「天国」だそうです。「皆さんはその天国に生まれた幸せを自覚しているでしょうか？」そんな問いが印象的でした。
　そして、今の日本の豊かさ、素晴らしさは「教育にある」との信念と自分の経験・体験から、チベットに学校を建てる活動を行っているそうです。
　「今回の東日本大震災からの復興を成し遂げるのは、皆さんの世代です。自分たちの故郷をを守るのは自分たちだ」という意識をもって頑張ってほしいと励ましの言葉をいただきました。
　最後に、チベットの歌を体育館一杯に響く声量で披露していただきました。