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OECD東北スクール「東北復幸祭 in PARIS」公開リハーサル

公開日
2013/12/26
更新日
2013/12/26

お知らせ

 本日、いわき市立湯本第一小学校体育館において、OECD東北スクールに参加する各地の中学生・高校生が集まって「東北復幸祭 in PARIS」公開リハーサルを行いました。「東北復幸祭 in PARIS」とは、OECD東北スクールが来年の8月、フランスのパリで開催を予定している東北の魅力を世界にPRするイベントです。これまで約2年間にわたって、震災や原子力発電所の事故により被害を受けた福島・宮城・岩手の中学生・高校生が、地域の復興のために何ができるのかを真剣に考え、実際に行動をおこしてきました。そして、その活動をたくさんの方々に知っていただくとともに、東北地方の復興の様子や元気を取り戻しつつある姿を世界にPRしたいとの思いで、パリでの発表に向けた準備を行っております。
 本日のリハーサルでは、各地域とも工夫をこらしたプレゼンテーションで、それぞれの地域の魅力や復興に向けて前向きに頑張る地域の姿を知ることができました。伊達市チームは、JA伊達みらいと共同で開発したゼリー「伊達の恵」のPRとともに、原子力発電所の事故後、放射線への不安とともに生活してきた苦労や伊達市特産のくだものが風評被害を受けた農家の苦しみ、そして除染が進んだ現在、元気を取り戻しつつある伊達市の様子について堂々と発表をすることができました。
 OECD東北スクールの活動を通して、子どもたちは企画力、創造力、実行力、国際性など着実に身に付けており、復興の担い手として立派に成長を遂げていると感じます。今後とも、OECD東北スクールの活動への応援をよろしくお願いいたします。