第3回 「校長講話」 9月18日(火)
- 公開日
- 2012/10/03
- 更新日
- 2012/10/03
校長講話より
今日は、校長先生が、小学校時代に「大失敗」したお話をしたいと思います。
とっても、お恥ずかしい内容ですので、本当は、お話するのはいやなのですが、みなさんが生きていく上で、何か役に立てばと思って、お伝えします。
あれは、小学校5年生のある日曜日。小学校の体育館の前で、友だち3人と遊んでいました。お店で買った「ロケット弾(ロケット弾とは、先端に火薬を詰めて空中に投げると、地面に落ちて「パン!」となる駄玩具である。」
夏休みが近かったこともあり、大変浮かれた気持ちで、楽しく遊んでいますと...そのうちに、近くにあった紙くずとか空き箱をマッチで燃やして火遊びを始めました。
ちゃんと火は消したのですが...なぜか、そのままにして帰ってしまいました。
次の日の月曜日の朝、全校朝の会で、ある男の先生が「実は昨日、...こういうとがあったのです。 遊んだ者は名乗り出なさい!」...怖くて、恐ろしくて、その場では、とても名乗り出ることはできませんでした。
学級にもどって、担任の先生に「実は、僕たちがやりました。」と正直に言いますと、そのあと、先ほどの男の先生に、なぜか図書室につれていかれ、こっぴどく、注意されました。
気がつくと、厚さ6.5cmの百科事典が頭の中に、...(めり込んで!)
「絶対、悪いことはするな!」とおこられました。涙と鼻水が止まりませんでした。
その時の記憶は、なぜか、心の中に強く残っていて、分厚い百科辞典を目にするたびに、今もよみがえってきます。
そのたびに、いろいろな考えや思いが、頭の中を巡ります。
(1)あの時、きちんと片付けていれば...とか
(2)人間は、悪いことはしてはいけない...とか
(3)だれも見ていなくても、自分のやったことはごまけせない...とか
人間は、生きているといろいろな間違いや失敗をします。また、人を傷つけたりもします。
その時、「よく考えることが大切なのではないか」と思います。また、やる前に「何をすべきなのか(よいことか悪いことなのか?)」考える必要があると思います。
そして、失敗したら、きちんと反省し、素直にあやまることも大切な気がします。
みなさんも、毎日生活する中で、いろいろな経験をすると思います。その時、何が、大切なのか学んでみてください。
お話を終わります。
【伝えたいこと】失敗から学ぶ