第6回「校長講話」11月20日(火)
- 公開日
- 2012/11/20
- 更新日
- 2012/11/20
校長講話より
ここに、1冊の古びたノートがあります。→ ノートの提示
今から、40年ぐらい前に使っていたノートです。片付けをしていたら、ふと見つけました。 校長先生が、小学校の時に書き記した「日記」です。2年生ごろから毎日、書き続けました。
これは、5年生の時のものです。全部で8冊書きました。字が汚くて読めません、内容もお粗末です。でも、苦労して書いていたのだなということは、伝わってきます。(ちょっと読んでみます。→下記内容)
【五年生の時のある日の日記から】
四月十七日(金)
ぼくのこうかい
このあいだから、ぼくと○○君とでふざけていた。
それが大きくなり○○君が、ぼくのぼうしをバケツに入れた。
ぼうしは、びしょびしょになった。
ぼくは、あたまにきて、○○君のぼうしを水でぬらした。
それから、なかなおりした。
しかし、こんなになるとは、ぼくは、はじめからやらなければとこうかいした。
これからは、やらないようにしようと思った。
自分なりに目で見たこと、耳で聞いたこと、心に感じたことが、記録として残っています。今、読み返してみるとかすかでは、ありますがその時あったことやできごとが、よみがえってきます。
友だちと遊んだこと、けんかしたこと、また、怒られたこと、ほめられたことなど、思い出がいっぱい詰まっています。
「書くこと」は、頭の中で、何を書こうか考えなければなりません。また、ことばを選び、文章を組み立てなければなりません。そのような積み重ねがあって、自分の考えや言いたいことが完成していくのです。
みなさんも、授業でのノートまとめや学習している中でたくさん文章を書くと思います。それは、自分の考えや思ったことを、頭を使って整理していることにつながります。
生活している中で、時々、書くことについて考え、また、書き続けることを大事にしてほしいと思います。
これで、お話を終わります。
(伝えたいこと)記録を残す。文章を書くことの大切さ…小学校の日記から