学校日記

第6回「校長講話」11月20日(火)

公開日
2012/11/20
更新日
2012/11/20

校長講話より

  • 47775.jpg

https://date.schoolweb.ne.jp/0710104/blog_img/13587976?tm=20240822110216

 ここに、1冊の古びたノートがあります。→ ノートの提示

 今から、40年ぐらい前に使っていたノートです。片付けをしていたら、ふと見つけました。 校長先生が、小学校の時に書き記した「日記」です。2年生ごろから毎日、書き続けました。

 これは、5年生の時のものです。全部で8冊書きました。字が汚くて読めません、内容もお粗末です。でも、苦労して書いていたのだなということは、伝わってきます。(ちょっと読んでみます。→下記内容)

【五年生の時のある日の日記から】
   四月十七日(金)
  ぼくのこうかい
 このあいだから、ぼくと○○君とでふざけていた。
 それが大きくなり○○君が、ぼくのぼうしをバケツに入れた。
 ぼうしは、びしょびしょになった。
ぼくは、あたまにきて、○○君のぼうしを水でぬらした。
 それから、なかなおりした。
しかし、こんなになるとは、ぼくは、はじめからやらなければとこうかいした。
これからは、やらないようにしようと思った。

 自分なりに目で見たこと、耳で聞いたこと、心に感じたことが、記録として残っています。今、読み返してみるとかすかでは、ありますがその時あったことやできごとが、よみがえってきます。
 友だちと遊んだこと、けんかしたこと、また、怒られたこと、ほめられたことなど、思い出がいっぱい詰まっています。
 「書くこと」は、頭の中で、何を書こうか考えなければなりません。また、ことばを選び、文章を組み立てなければなりません。そのような積み重ねがあって、自分の考えや言いたいことが完成していくのです。
 みなさんも、授業でのノートまとめや学習している中でたくさん文章を書くと思います。それは、自分の考えや思ったことを、頭を使って整理していることにつながります。
 生活している中で、時々、書くことについて考え、また、書き続けることを大事にしてほしいと思います。

 これで、お話を終わります。


(伝えたいこと)記録を残す。文章を書くことの大切さ…小学校の日記から