第2回 「校長講話」 9月11日(火)
- 公開日
- 2012/10/03
- 更新日
- 2012/10/03
校長講話より
写真の提示→ 辻井伸行さん
この人は、だれだかわかりますか?
この人は、「辻井 伸行」さんといいます。
2009年、今から3年前、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて日本人として初めて優勝した、日本が誇るピアニストです。いま、世界中が注目している有名な方です。
辻井さんは、「全盲」といって、まったく目が見えません。目が見えないのにピアアニスとして活躍しています。
この辻井さん、どういう人なのか とっても知りたくなって調べてみました。
辻井さんは、1988年東京生まれの現在24歳の青年です。
2歳のとき、お母さんの歌に合わせて、おもちゃのピアノを弾いたのがきっかけで、4歳から本格的にピアノを習い始めたそうです。
目が見えないので、楽譜は読めません。どうやって覚えたかというと、先生が、右手と左手、それぞれ分けて演奏した録音テープを繰り返し、繰り返し聴いて、覚えたそうです。
7歳で、全日本盲学生音楽コンクール器楽部門(ピアノの部)で優勝、その後、さまざまなコンクールや演奏会を経験し、3年前の国際ピアノコンクールで優勝したそうです。なんと、1日8時間も練習するのだそうです。
普通の人でもピアノを弾くことは、難しいのに、持っていた才能と毎日積み重ねた猛練習のおかげで、だれもなしえなかったことをやってのけた辻井さんは、すばらしいですね。
人間は、それぞれ自分の中に、得意なこと、又は自分でも気がつかない才能を持っているのだと思います。
こんな言葉を聞いたことがあります。「子どもは、可能性の塊だ!」
どんな才能が、身体の中にねむっているのか、だれにもわかりません。いろんなことに挑戦したり、また、体験したりする中で、自分の中にある「すぐれた才能」をさぐってほしいと思います。
小国小の目標は、「がんばる子」です。
みなさん一人一人が持っている力を大切にして、日々、努力していきましょう。
お話を終わります。
【伝えたいこと】自分なりの可能性を信じてひたすら頑張ることの大切さ。