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離任式 6名の先生方を送る 感謝!
- 公開日
- 2016/03/28
- 更新日
- 2016/03/28
校長室
桜のつぼみもふくらみはじめ、少しずつ春らしさを感じる今日この頃となりました。
3月は別れの月とよく言われます。この度、それぞれの立場でお世話になった先生方とお別れをしました。
6名の先生方のご健勝を祈念し、本校教育に対するご貢献に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
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1・2年生修了式 式辞 尊敬され、慕われる先輩に!!
- 公開日
- 2016/03/23
- 更新日
- 2016/03/23
校長室
1年生、そして2年生の皆さん、修了おめでとうございます。この1年間それぞれの学年で、勉強に、部活動に、様々な活動に一生懸命に取り組んだ証だと思います。
先日の卒業式は厳粛な中にも感動あるすばらしい卒業式となり、本当にうれしく思います。
124名の卒業生はもちろんのこと、1・2年の在校生の皆さんの態度、合唱もすばらしく、心のこもった思い出に残る行事となりました。
このように感動ある行事ができる、伊達中学校、そして生徒の皆さんの「素直な心」を誇りに思います。そして、皆さんには、このよき伝統を受け継ぎ、よりよい伊達中学校を目指し、これからも、がんばってほしいと思います。
さて、1月末に行われた、2年生の「立志式」でも大変感心したことがありました。式そのものやテーブルマナーへの参加態度もよかったのですが、2年生全員が親宛に書いた「決意の手紙」の内容がすばらしいことに感心しました。
その内容で共通に書かれていた主な内容を次のようなにまとめてみました。
一、 多くの人が、自分の将来の夢やなりたい職業について考えている
一、 自分の夢の実現には「あきらめない心」が大切であると思っている
一、 誰もが、これまでの成長を守り、育ててくれた親への感謝の気持ちをもっている
ここで、この「あきらめない心」について、最近、なるほどと思わされる言葉に出会ったので紹介します。現在放映されているNHKの大河ドラマ「真田丸」の中で、主人公、戦国武将の真田幸村の祖母が若き幸村に諭す場面での言葉です。
「思うようにならない時こそ、どのように振る舞うかが大事。あきらめてはならない。あきらめない者にのみ道は開ける」(聞き取った言葉なので、原文そのままではない。)
いい言葉だあと思いました。
話を戻します。この決意の手紙のように皆さんが成長すれば、伊達市、福島県、そして日本を背負って立てる、すばらしい大人になれると感じ、皆さんを頼もしく思いました。
「夢・志」を持つこと、その実現のために「挑戦(チャレンジ)」すること、一度や二度の失敗にくじけず、「継続」することができる「強い心」をもった伊達中生であることを期待しています。
この1年間で皆さんの心も体も大きく成長しました。それぞれの学年が進級し、2年生は最高学年としての3年生、1年生は中堅学年としての2年生となります。
皆さん一人一人が先輩として、まもなく入学する119名の後輩の模範となり、尊敬され慕われる先輩になってほしいと思います。
「尊敬される」とは、先輩のようになりたいと思われること。「慕われる」とは、先輩と一緒にいると楽しいと思われることです。
また、この1年間,皆さんが部活動はじめ様々な活動で活躍できたのも、多くの皆さんの支えがあったお陰であり、「感謝の心」を忘れないでほしいと思います。
結びに、春休み,進級に向け、勉強や部活動にしっかり取り組んでください。気持ちを緩め過ぎて,交通事故にあったり,けがをしないように注意して過ごしてください。
「自分の命は自分で守る」の気持ちを忘れず、しっかりした生活をして新学期を迎えてほしいと思います。以上で、式辞といたします。
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卒業証書授与式 124名、本校を巣立つ!!
- 公開日
- 2016/03/11
- 更新日
- 2016/03/11
校長室
第五十四回 卒業証書授与式 式 辞
暖かい陽射しに木々の芽もようやくふくらみ始め、校庭を吹きわたる風に、春の訪れを感じる、今日の佳き日、多数のご来賓、保護者の皆様方のご臨席を賜り、第五十四回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもちろんのこと、教職員一同、この上ない慶びであり、心より感謝申し上げます。
さて、ただ今、卒業証書を手にした百二十四名の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんは、入学以来、勉学に、部活動に、そして、生徒会活動に積極的に取り組み、数々の輝かしい実績を残し、伊達中学校の伝統に、また新たな一ページを付け加えてくれました。
運動部関係での県北大会、県大会、東北大会等での活躍ぶりは伊達中学校生徒として胸のはれる素晴らしい活躍でした。
文化部関係でも、吹奏楽部、華道茶道部、情報科学部も各種大会、コンクール、桃花祭等での活躍も大変立派でした。
学習面でも、英語弁論大会、少年の主張大会、各種作文コンクール、書写コンクール、造形審査会、理科作品展など県レベルで優秀な成績を残してくれました。
一方、「校内体育大会」や「桃花祭」においては、各学級が一丸となって取り組み、爽やかな汗を流すとともに、学級一体となった各種の発表やビッグアートの作成、心を一つにして歌い上げた「校内合唱コンクール」など、いつまでも心に残る素晴らしい思い出となりました。
このように素晴らしい成果と思い出を残すことができたのは、常に「文武両道」の精神をもち、ひたむきに努力する「強い心」、先生方の真剣な指導をしっかりと受け止める「素直な心」、そして、みなさんを支え励ましてくださった保護者の皆様方や地域の方々に対する「感謝の心」があったからこそだと思います。これらの学習や活動の中で味わった「喜び」、「悔しさ」、そして「流した涙」は、皆さんの「一生の宝・思い出」になると思います。
さて、本日、三月十一日は、正に五年前、東日本大震災が起こった日です。震災直後、気仙沼市のある中学校の生徒会長が、卒業式で述べた答辞が全国的に反響を呼びました。『苦境にあっても「天を恨まず」運命に耐え、助け合って生きていくことがこれからの私たちの使命です』と涙ながらに言いきった十五才。当時、この言葉を聞いたとき、身体が震える程感動したことを覚えています。その彼も、今年は成人式を迎え、地元の高専を卒業し、就職するという特別番組を観て、この五年間を改めて振り返ることができました。五年後、皆さんは成人式を迎えます。そして、震災十年目の年にもなります。皆さんは、五年後の自分の姿をどのように思い描いているでしょうか。
この震災直後、「絆」という言葉が繰り返し使われました。「絆」をどのように捉えたらよいのかと考えたとき、私は、特別の時や緊急の時にだけ求められるものではなく、むしろ、何気ない日々、日常生活の中にこそ「思いやり」、「やさしさ」、「助け合い」がなければならないと強く感じさせられました。
毎日、何気なく送っている生活こそが、その人をつくる。普段の生活が、その人の人生の「ねっこ」になるのだと思います。
元気のよいあいさつ、早寝早起き、しっかりとした食事、時間を守っての行動、身の回りの整理整頓。
私生活がめちゃくちゃで勉強が、スポーツが、仕事ができるはずがありません。
震災当時、話題となった岩手県陸前高田の「奇跡の一本松」の話を思い出してください。正に、しっかりした根を張っていたからこそ、大きな津波にも負けず、立ち続けることができたのです。根は、土の中にあり、普段は目に触れることはありません。しかし、根を育てることを怠れば、太い幹も、枝葉を広げることも、花を咲かせることもできないのです。
卒業生の皆さんの未来は明るい。しかし、楽しいことばかりではありません。むしろ、苦しいことの方が多いかもしれません。「思いやりとやさしい心」をもって、毎日の生活を大切にし、自分の人生の「ねっこ」を広く、深く育ててほしいと思います。
将来、その育て上げた大樹に人生の大輪を咲かせ、社会に貢献できる立派な大人になってほしいと思います。そして、その「ねっこ」の原点は、この伊達中学校にあったと言える皆さんの三年間であったと確信しています。
豊かな人生を切り拓く力は、人間のねっこを育てる過程で培われ、日々の生活の中で育てられるものであることを皆さんには忘れないでほしいと思います。
校歌の歌詞「若い力があふれる、若い瞳がかがやく、若い翼が羽ばたく」のように、卒業生百二十四名の皆さん一人一人が、若い力で自らの人生をを切り拓き、幸多き人生を送ることを心より願っています。
保護者の皆様方、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
先ほども申しましたように、大震災ともに送った小学校高学年、そしてこの中学校三年間は保護者の皆様にとっても大きな不安の連続だったと推察いたします。しかし、本日、義務教育九ケ年を修了するという大きな節目を迎えられたお子様の晴れ姿に、感激もひとしおのことと思います。心よりお祝い申し上げます。これまでの皆様方の本校教育に対するご理解とご協力、ご支援に対しまして、深く感謝とお礼を申し上げます。
結びに、この三年間、卒業生を厳しい中にも、温かく見守り、いつも励ましていただきましたご来賓の皆様方をはじめ、地域の皆様、そして、伊達市、教育委員会の皆様、学区内の各校の先生方に心よりお礼と感謝を申し上げ、式辞といたします。
平成二十八年三月十一日
伊達市立伊達中学校長 鈴木昭夫
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間もなく3.11 当時の新聞を掲示!!
- 公開日
- 2016/03/04
- 更新日
- 2016/03/04
校長室
本校では、東日本大震災まる5年を迎えるにあたり、3Fギャラリーに当時の新聞約1ケ月分を掲示しました。その当時、何が起こったのか、そのことを必死に伝えようとしたメディアの様子を生徒たちに知ってもらおうと企画しました。
当時、小学生だった生徒たちには、これらの現実を受け止め、自分の生き方に繋げてほしいと思います。