誰もが知っている「桃太郎」のお話、その舞台は岡山では？いえいえ、なんと伊達にも桃太郎がいたというお話が、ちゃんと残っているのです。講師は、地元の歴史に詳しい遠藤利夫先生。伊達市人材バンクのベテランボランティア講師で、なんと御年91歳。

　「伊達の桃太郎」の原点は熊阪台州が書いた「紀桃奴事」で、当時保原地域で語られていた昔話を漢文表記にしたものです。伊達にも桃太郎がいたとい話を聞き、受講生の皆さんからは、「だいぶ昔の話でしたが、興味深く聞きました。桃に対する考え方が変わりました」「知らないことばかりでした。身近な話でしたので楽しく聞きました」「桃は貴重な果物だったんですね。桃の産地に居住していること、嬉しく思います」などの感想が寄せられました。

　遠藤先生の方言を交えたやさしい語り口の「伊達の桃太郎」のお話は、受講生をしばし「おとぎの国」に誘ってくださいました。