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幼保小連携教育研修

公開日
2025/10/02
更新日
2025/10/02

伊達市教職員研修講座

 令和7年9月30日(火)、令和7年度 第10回 伊達市教職員研修講座「幼保小連携教育研修」を保原小学校講堂で開催いたしました。小学校だけでなく、私立を含めた伊達市内すべての幼稚園・こども園・保育園からも参加があり、合計39名が出席しました。

 講師の伊達市立保原小学校副校長 米屋真由美先生から、「架け橋期の充実に向けて」というテーマで講義をいただきました。

 「架け橋期カリキュラムは、作成することが目的ではない。幼保小合同で相互理解・共通理解を深めることが大切である。」「育ちを生かす・学びをつなげることを意識して作成することが必要である。」「作成した架け橋期カリキュラムを教育課程に位置付けることを忘れてはいけない。」など、米屋先生から、「架け橋期の重要性と架け橋期カリキュラムの作成」について、とても参考になるお話をいただきました。

 次に、伊達市立月舘認定こども園 渡邉栄里副園長・本田文子副園長から「幼児教育と小学校教育の円滑な接続の推進」について発表していただきました。「交流を通して子どもの姿や成長を共有することで、園で積み重ねてきた教育・保育が小学校にどのように生きているかを相互理解することが必要である。」「架け橋期カリキュラムの作成に向けての情報交換にとどまらず、育てていきたい子どもの姿を共有して取り組んでいくことが大切である。」など、交流を通して相互理解を深めた実践について説明がありました。

 方部ごとの協議では、架け橋期カリキュラムの作成について話し合いました。方部ごとの窓口となる小学校・園を中心に、現在作成中の架け橋期カリキュラムをもとに、今後の見通しについて確認しました。

 研修受講記録には、「園で育ってきた力を小学校でも生かせるよう、子どもたちにまかせたり、活動の時間を多くとったりするなど、指導を見直す必要があると思った。」「好きなこと・得意なことを伸ばせるよう、架け橋期プログラムの作成に向けて、情報共有しながら取り組んでいきたい。」「昨年度、この研修を受講して地区の幼保小連携はずいぶん進んだ。本日は課題についてしっかり話し合うことができた。さらに充実させていきたい。」などの記述がありました。架け橋期カリキュラムの作成に向けて、貴重な研修の機会となりました。