第5回教職員研修講座「放射線教育研修」 〜放射線教育の授業のアクティブ化を目指して〜
- 公開日
- 2015/06/12
- 更新日
- 2015/06/12
伊達市教職員研修講座
3.11東日本大震災、福島第一原発事故から早5年目を迎え、学校や地域の除染が進み、かつてのように放射線量を気にしないで生活できるようになっています。このことは、大変喜ばしいことですが、それに伴い各学校で実施されている放射線教育の授業のあり方も少しずつ変化しつつあるように思います。
そのような中、昨日桃陵中学校を会場にして、第5回教職員研修講座のひとつとして放射線教育授業研究会を実施しました。授業者は桃陵中学校の野村栄二先生で、3年1組のクラスで学級活動の授業として実施しました。
授業は、アクティブラーニングのジグソー法の手法を活用して行われました。ジグソー法は、授業をアクティブ化する学習形態のひとつですが、生徒の生き生きとした動きに参加者一同ジグソー法の大きな可能性を感じることができたように思います。
放射線教育は、これまで子どもたちを放射線の影響から守る放射線防御の指導が中心でしたが、これからはさらに子どもたちが将来福島の現状や取り組みについて、周囲に正しく伝え、情報発信できる力を養うことが大切であることを県北教育事務所の湯田指導主事から指導を受けました。
忙しい中、講座の会場を提供してくださった桃陵中学校と提案授業を公開してくださった野村先生に、また熱心に授業研究会に参加してくださった各学校の先生方に心から感謝申し上げます。