秋探し、梁川路を多くのランナーが駆け抜ける! ~第45回「三浦弥平杯ロードレース大会」の開催から~
- 公開日
- 2024/11/12
- 更新日
- 2024/11/12
教育長の部屋
去る10月27日(日)に梁川総合支所前をスタート・ゴールとして、第45回三浦弥平杯ロードレース大会が開催されました。本大会は、伊達市梁川町(旧伊達郡白根村)出身で福島県初のオリンピック選手である三浦弥平翁の功績を称えるとともに、参加者の体力づくりを目的として、昭和55年より開催されています。
しかし、令和元年度の40回大会は台風19号の水害に遭い、41回から44回は新型コロナウイルス感染症の影響により実施できませんでしたが、実行委員会のご尽力により6年ぶりに再開されました。45回目を迎えた今大会は547名の参加申し込みがあり、天候にも恵まれ、沿道から暖かい応援を受けながら、三浦氏の母校である早稲田大学競争部の現役ランナー2名を含む子どもから大人まで、幅広い年齢のランナーたちが深まりゆく秋の梁川路をさっそうと駆け抜けていきました。今回、私は大会副名誉会長という役職をいただき、中学生の部のスターターや表彰を務めさせていただきましたが、スタートを前にした選手の緊張した姿や沿道を真剣に走る選手の表情を見ると、改めて競技スポーツのもつ価値や素晴らしさを感じることができました。
また、本大会は個人的にも思い出深い大会でもあります。それは、私が教頭として最初に勤務した学校が伊達市立梁川中学校であったからです。当時の梁川中学校にとって三浦弥平杯ロードレース大会は、私が教頭であった平成18年度から3年間はもちろんのこと、生徒の参加だけでなく教員も競技役員として協力するなど学校行事の一つとして位置付けられていました。私の記憶では、運動部に所属する生徒は原則として全員参加であったと思いますが、私が勤務する以前は全校生徒が参加していた時期もあったようです。まさに、三浦弥平翁の功績を引き継ぐために地域全体で一体となって取組んできた行事であったことがわかります。
今回は、6年ぶりの開催ということで大変なご苦労があったと思います。しかし、三浦弥平翁がかつて出場した2度目のオリンピックとなるパリ大会から実に100年という長い時を経て、今年パリオリンピックが開催されました。このような記念すべき年に、本大会が、開催できましたことを皆さんと共に喜びたいと思います。
伊達市教育委員会としましても、青少年の健全な育成及びスポーツ文化の振興について生涯を通して取り組まれた三浦弥平翁の志を受け継ぎ、市民の皆様がより一層スポーツに親しみ、「健幸で活力のあるまち」を目指して、今後も努力してまいります。
結びになりますが、大会開催に早くからご尽力いただきました大会実行委員会事務局の皆様をはじめ、梁川体育協会並びに各協力団体、そして、ボランティアとして大会を支えてくださいました全ての皆様方に心より感謝を申し上げます。
11月教育長の部屋 教育長 渡部光毅